「やくざ監督とよばれて」 野々村直道 [スポーツ]
「やくざ監督と呼ばれて ~山陰のピカソ・野々村直通一代記
」は、2010年の春の甲子園での発言で
物議を醸した島根・開星高校野球部元監督の野々村直道氏の著書。
この本のクライマックスはおそらく次の2点に対する高野連の対応だろう。
あの甲子園での発言、
「21世紀枠に負けたのは末代までの恥」
に対する高野連の対応と
1998年に「疑惑」の転校生をプレイさせたといういわれのないことを
週刊誌に書かれたため、秋の中国大会優勝を
取り消されたことに対する高野連の対応。
前者はまるで犯罪者のように扱われても、擁護しない高野連、
後者は、事前に高野連に申請して許可をもらっているにもかかわらず
話題になると手のひらを返すような対応をしてしまう高野連。
はっきり言って、高野連はなくなったほうがいい。
マスメディアの罪も大きい。
発言や事の重い軽いを吟味することなく
話題になればいいというジャーナリズムとはいえない
バカさ加減はそのときだけでなく、
今も続く。
強豪私学を中心に高野連を脱退して、
「スーパー高校野球連盟」でもつくればいいのに。
偏見を抜きに読んでみるとおもしろい本だった。
2012-11-10 22:07
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